QLCのSSDである【860 QVO】は買いなのか?860 EVOと徹底比較!

現在主流のTLC SSDより安価なQLC SSDである【860 QVO】がサムスンから発売されたので同じくサムスンが販売しているTLC SSDの860 EVOと比較していきましょう!

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QLCとは

1セルあたり4ビットのデータを保存できるNANDフラッシュメモリのことをQLC(Quadruple Level Cells)といいます。

ちなみに現在主流のTLC(Triple Level Cell)は1セルあたり3ビットのデータを保存できます。

TLCと比べると1セルあたり1.33倍のデータを保存できるため低コストで大容量のSSDを作れるようになりますが、QLCは読み書きに必要な電圧操作が16段階に対しTLCは8段階なので、TLCに比べてQLCは電圧操作が多い分寿命が短いです。

860 QVOのスペック

容量1TB2TB4TB
サイズ2.5インチ
コントローラSamsung MJX コントローラ
キャッシュメモリ1GB LPDDR42GB LPDDR44GB LPDDR4
シーケンシャルリード550 MB/s
シーケンシャルライト520 MB/s
4KBランダムリード(QD1)7,500 IOPS
4KBランダムライト(QD1)42,000 IOPS
4KBランダムリード(QD32)96,000 IOPS97,000 IOPS
4KBランダムライト(QD32)89,000 IOPS
待機時の消費電力30mW
動作時の平均消費電力2.2 W(平均)

4.0 W(最大)

3.1 W(平均)

4.2 W(最大)

3.1 W(平均)

5.4 W(最大)

スリープ時の消費電力3mW3.5mW7mW
TBW360TB720TB1,440TB
保証期間3年
価格(Amazon)10,091円30,181円66,851円

*価格は10月2日のAmazonでの販売価格です。

QLCなのでTBWが4TBで1,440TBとなっていますが比較する860 EVOの4TBと比較すると低い値になってます。

ただパソコンで基本的な操作(ネットサーフィンやYouTubeの閲覧、オフィスなど)のみの使用の場合は読み書きが少ないので、860 QVOより先に電源やマザーボードなどの他のPCパーツが壊れると思います。

なのでデータの読み書きが少ない方は寿命を気にしなくても大丈夫です。

 

860 QVOや860 EVOにはフラッシュメモリをキャッシュとして利用することで書き込み速度を向上させる

【Intelligent TurboWrite】という機能が搭載されていていますが

860 QVOの場合キャッシュ容量(1TBの場合42GB、2TBと4TBの場合78GB)を超えた場合に書き込みが1TBで80 MB/s、2TBや4TBで160MB/sになるのでかなり速度が落ちます。

860 EVOはキャッシュ容量を超えた場合でも速度は落ちますが1TBで500 MB/sほど出ますのでそこまで気にはならないです。

42GB以上のファイルを書き込みしない場合は気にしなくても大丈夫ですが大容量のファイルを書き込みする方は注意が必要です。

860 EVOのスペック

容量1TB2TB4TB
サイズ2.5インチ
コントローラSamsung MJX コントローラ
キャッシュメモリ1GB LPDDR42GB LPDDR44GB LPDDR4
シーケンシャルリード550 MB/s
シーケンシャルライト520 MB/s
4KBランダムリード(QD1)10,000 IOPS
4KBランダムライト(QD1)42,000 IOPS
4KBランダムリード(QD32)98,000 IOPS
4KBランダムライト(QD32)90,000 IOPS
待機時の消費電力30mW
動作時の平均消費電力3W
スリープ時の消費電力2.6mW5mW8mW
TBW600TB1,200TB2,400TB
保証期間5年
価格(Amazon)18,081円43,005円86,215円

*価格は10月2日のAmazonでの販売価格です。

コントローラや消費電力などは860 QVOとほぼ同じですがTLC SSDだけあってTBWは860 QVOよりも圧倒的に多いです。

長く同じSSDを使いたい方は860 EVOがおすすめです。

860 QVOは結局買いなの?

発売開始から9ヶ月ほど経過してかなり安くなってきました。

1TBのTBWは860 EVOの方が倍近いですが価格は1TBで比較すると約半額で販売されているため

ゲーム用SSDに使う場合など容量を必要とする場合は860 QVOを、高耐久なSSDが必要な場合は860 EVOをおすすめします。

もし860 QVOの購入を検討されている方は自分にあったSSDの容量を確認しておきましょう。

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